はじめに
店舗大会やCS、個人ブログ等で確認できたデッキレシピを対象に集計し、採用カード、採用色、採用枚数などから、流行について考察していくコーナーです。
今回は、16弾環境において全く新しいスキルを引っ提げて登場した主人公「サナキ」についてです。
サナキとは
16弾では、サナキを中心としてメダリオンのカードが収録されており、その中でサナキは3種類収録されています。
聖帝と称えられし者 サナキ
「新しき世界」という、開始フェイズから再び始めることができるスキルが目玉。
開始フェイズ→絆フェイズ→出撃フェイズ→新しき世界→開始フェイズ(ターン開始ドロー)→絆フェイズ→出撃フェイズ、というような流れに。
1ターンで2回、絆を伸ばして出撃フェイズを迎えることができます。
これにより、絆加速や大型ユニットの大量展開を行いやすく、戦闘力の高いユニットを大量展開することで相手にその処理を強要することがやりやすくなります。
「受け継がれし双神剣」は手札交換をしつつ射程を伸ばすことができ、「新しき世界」に比べるとやや地味ですが、有効牌を引き込みやすく便利なスキルです。
神に抗う皇帝 サナキ
「不退転の意志」で、2ターン目にクラスチェンジできる射程1-2でありながら戦闘力60を確保することができます。
また、「つかみ取る未来」で、そのスキル名の通り今後クラスチェンジするサナキをつかみ取ることができるので、乗り直しができて戦闘力も及第点と、中継として優秀です。
自分で自分を回収できるスキルは、乗り直しが前提の主人公の今後のデファクトスタンダードになってほしいですね。
ベグニオン帝国第37代皇帝 サナキ
射程がなく攻撃できませんが、「小さな神の代理人」で手札交換を行えるため、積極的に使用して少しでもいいカードを早期から引き込みたいところです。
サナキデッキについて
集計対象は、2019/03/22~2019/05/31までの計48デッキとなります。
採用色について
- 緑単 21デッキ
- 緑無 5デッキ
- 緑紫黄 5デッキ
- 緑黄 3デッキ
- 緑白黒 2デッキ
- 緑赤紫 2デッキ
- 緑青無 2デッキ
- 緑白黒紫黄 1デッキ
- 緑紫 1デッキ
- 緑紫無 1デッキ
- 緑紫黄無 1デッキ
- 緑赤 1デッキ
- 緑青 1デッキ
- 緑青紫黄無 1デッキ
- 緑黄無 1デッキ
圧倒的多数が緑単、続いてそれに類するように緑単をベースとした他色をタッチで採用したものが非常に多く見受けられました。
「新しき世界」の条件である、「味方がすべてメダリオンの場合」を満たしやすくするためそうなっているものと思われます。
採用色別主要採用カードについて
採用実績が多いカードから順に記載していきます。
緑
神に抗う皇帝 サナキ
48デッキ採用 平均採用枚数4.000枚
中継として非常に優秀なのですべてのデッキで採用されていました。
ベグニオン帝国第37代皇帝 サナキ
48デッキ採用 平均採用枚数1.000枚
こちらも主人公としてすべてのデッキで採用されていました。
5弾の方は主人公としてはバニラですしね。
聖帝と称えられし者 サナキ
46デッキ採用 平均採用枚数4.000枚
軸となるカードですので当然のごとく。
ただ、以前のSRサナキを軸とした構築も少数ですが見られたため、その場合は不採用となっていたようです。
成長する焔 トパック
45デッキ採用 平均採用枚数3.978枚
クラスチェンジするだけで2枚カードが引ける上に高火力で相手を叩け戦場を縦横無尽に駆け抜ける16弾のパワーカードもほとんどのデッキで採用実績アリ。
下級職のトパックはどちらも採用実績が多かったですが、どちらか1種のみのパターンも多く、採用実績としてはやや割れ気味でした。
次代の竜鱗の王 クルトナーガ
43デッキ採用 平均採用枚数3.558枚
「集え、黒翼の下に」で起点を作りつつ、高火力で相手を叩ける16弾の強力SRの採用実績も多数。
サナキ自体が6cで、他の採用カードも総じて高コストが多いため、「新たなる竜王」で自然と戦闘力が高くなりやすいのも魅力です。
不屈の魔道使い トパック
40デッキ採用 平均採用枚数3.300枚
5cトパックの下級職として採用実績がありましたが、16弾の1cトパックと採用事例が割れていたため5cに比べると少な目。
移動できるので一見便利ですが、牙も自然と採用されるため、火力が出るあちらも徐々に採用されていっていたようです。
帝国随一の将 ゼルギウス
39デッキ採用 平均採用枚数3.333枚
単純に戦闘力が高く、効果による撃破もできないという出されると非常に処理に困る1枚。個人的には要と思っています。
サナキの「新しき世界」と「誇り高き采配」の相性がよく、維持できればできるほど味方の戦闘力向上にも寄与出来ます。
支援力は低めですが、頑張って撃破しても回避されると圧力があるため、多めに採用されています。
翔騎の血を引く姫 エリンシア
36デッキ採用 平均採用枚数3.722枚
序盤から出せるユニットとして採用実績が多い1枚。退避を肥やして6cサナキを拾う確率を上げつつ、サナキを後ろに下げて壁となる役割でしょうか。
支援30なのもGood。
幼き皇帝 サナキ
31デッキ採用 平均採用枚数2.935枚
1cのままだと攻撃すらできないサナキはCC事故のリスクが非常に高いため、予備のCC先として採用されていることがありました。
4枚採用して計13枚サナキを採用している例もあれば、2枚ほど採用している例もあり、このサナキの採用は性格が出そうです。
麗しき歌姫 リアーネ
28デッキ採用 平均採用枚数2.286枚
「喜樂の呪歌」で回収したあとに、「新しき世界」で回収したカードを次の出撃フェイズでCCさせつつ、リアーネは開始フェイズで起き上がるのでそのまま「再会の翼」で手札に戻る動きがなかなかズルいですね。
トパックが上級しか引けない時もこの動きで強引にCCさせたりすることができそうです。
聖なる癒しの戦騎 ミスト
26デッキ採用 平均採用枚数2.731枚
サナキはユニットの展開は得意なので、「春風のフロレート」による「暖かな歌声」のコスト軽減と射程1-2を得やすいですね。
効果による撃破が不可能になるため、盤面維持にも一役買ってくれます。
暁の団の少女 ミカヤ
23デッキ採用 平均採用枚数3.000枚
「大いなる希望」で1ドローを手軽に望める軽量ユニット。成長ギミックはほぼ皆無なので従来の緑デッキに比べると「光の鼓動」は狙いにくそうですが、クラスチェンジでも誘発するので、火力を出したいならそれを狙うのがよさそう。
ラグズを救う少年 トパック
22デッキ採用 平均採用枚数3.227枚
とにかくCCしてカードを引きつつ低コストで出撃したい5cトパックにおいて、下級職を引くことは大事です。
また、「奴隷解放を目指して」で戦闘力も50まで出すことができれば、必殺による戦闘貢献もあちらのトパックに比べたら見込めます。
勇将の軍師 セネリオ
20デッキ採用 平均採用枚数3.650枚
「寡兵での戦い」による無償ドローがターン開始時なので「新しき世界」と相性がよく、枯渇防止に採用されているようです。
ただ、セネリオ自体は他にはあまり採用例がないため「闇衣の参謀」はやや狙いにくそうです。うまく使えればミラーで役立ちそうなどと勝手なことを思ってたりします。
※とりあえずいろいろ書きたいことはありますが一旦ここまでで
他の色の採用カード事例もそのうち書きます!